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ためになる!?植物の話②
こんばんは、店長です。

2月も残すところあと少し。昨日などは、春を思わせる陽気でしたが、そうなるとそろそろ種蒔きですかね(と言ってもハウスの中でのことですが・・・)。

で、ここでためになる!?植物の話② 発芽促進の話です。

一昨年のカナダ行きで得た情報やその後の北米からの情報を元に、ツリー有望種の種子を昨年輸入しました。
これら輸入種は一般にモミの木と言われる仲間で、北海道で言うところのトドマツです(語弊があるかな)。
そこでこれらこの種子を蒔くにあたって、トドマツに準じた扱いをしてみます。

私がトドマツを育てるに時のバイブルとしている、北方林業叢書‘とどまつ 育苗編’によると

 “トドマツの種子は原重量の70%前後の吸水で発芽する。また2日間で大部分の吸水を終わり、それ以後の吸水量は極めてわずか・・・。”

とあります。この作業が1/26のブログ記事に当たります。
1ヶ月ほど発芽促進(低温湿層処理という)された種子は、もう準備万端といった感じです。
あとは、温度と光を与えれば発芽します(またまた語弊があるような・・・)。

 “トドマツ種子の発芽最適温度は25~30℃で、発芽試験には一般に25℃を用いてる。”

  ・・・・・

  えっ、こんなに高いの?これじゃ、自然界で発芽できないじゃん!

すみません、ちゃんとフォローも入ってました。

 “発芽に必要な最低温度は0~5℃、最高温度は38~40℃である。”

  なるほど適用範囲が広いってわけですね。

ただこのデータの出典も1936年となっていて・・・。1970年ごろまでのデータには光前歴に対する認識がはっきりしていない、などの意見もあるようです。

私の失敗談を言っちゃいましょう。

 トドマツの種子は発芽促進が適正にされていたら、温度が2℃であろうが真っ暗であろうが発芽します。
 気が付いたら、高価なモヤシが何kgも出来ていて目の前真っ暗って事がありました。

舶来物の成長が楽しみ(怖ろしい)!

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